赤ちゃんはしゃべらない。でも、きっと、言葉にならないだけで心の中は色々なものでいっぱいのはず。だって、新しい世界に生まれてきて、全てが初めてのことだから。お父さんやお母さんに伝えたいことはいっぱいあるから。
そんなコドモとのコミュニケーションは、日々訓練。新生児なんて、表情をつくるのも練習中。泣いて伝えることを思いつくなんて、なんて天才なんだ。夫は、『なんてしゃべってるのか、知りたいなー。』と顔をじーっと覗き込む。
私が、布おむつを使うことにしたのは、せっかく育児休暇を取得して過ごす時間、少しでもコドモとのコミュニケーションの機会を増やしたいと思ったからです。では、どのように『排泄したいよ』、『排泄したよ』、はたまた、『なんか、調子が悪いよ』というのをしゃべらないコドモからキャッチするのかをお話したいと思います。
あくまでも、わが家の一例です。かなり個人差あると思います。要は、排泄時は何らか動きを赤ちゃんがしていることが多いということでとらえていただければと思います。
排泄に関する記載をさせていただきますので、『えーーっ?!』と思われる方はお戻りください。
排泄サイン発見のメリット:
✔ 赤ちゃんの不快をより早く取り除くことができる
✔ お世話している人も赤ちゃんが泣き続ける時間を少しでも減らすことで変なストレスを軽減できる
✔ おむつの交換を早い段階でできるので、ムレ・モレを避けることができる
✔ ムレを避けられるので、赤ちゃんに負担をかけず、余計な肌のお手入れも不要になる
✔ モレを避けられるので、繰り返される着替えや洗濯を減らすことができ、結果お世話する人の負担が減る
✔ しゃべらない時期のコドモと気持ちが通じ合ってなんだかうれしい
✔ 排泄サインを見つけることで、それ以外の赤ちゃんの動きが何を示しているかに興味を持てる
もちろん、紙おむつでもこまめに変えたり、コミュニケーションも十分にとれると思います。でも、『まだ、漏れないから大丈夫』『サラサラだから安心』であることに、もし、親が慣れてしまうとしたら、親も感覚が鈍くなることもあるのかな。。。とは思っています。コドモが排泄に敏感になること以上に、親がコドモの様子に敏感になれることのメリットの方が、私には大切でした。
排泄サイン発見のポイント:
ハイハイなど、動きが盛んになる前の落ち着いているときに、赤ちゃんと過ごしながら、じーーっと観察するのはいかがでしょう?サインは成長とともに変わっていきますが、落ち着いているうちに把握しておいて、変化は常にアップデート。観察も貴重なコミュニケーション!!
✔ 表情
いつもよりこわばっていたり、逆に『筋肉なくなったんじゃないの?!』というぐらい腑抜けた顔をしているときはありませんか?眼力が強くなったり、口がへの字になったり、鼻の穴が広がったり、赤ちゃんはそんな顔をしたくないのに、勝手にそんな顔になってるときがありそうです。
✔ 動き
手足をうにゃうにゃ動かしたり、足だけぴーんと伸びたり、体全体をぐねぐねひねったり。逆に全く動かなかったり。お腹や膀胱・肛門に体をあやつられているんじゃないか。。。というような動きをするときがありました。
✔ 声
大人だって、うっかり声が出るときがあるのと同じように、言葉にはならないけど、子供だって声や息で伝えることはできそうです。
じぃぃぃーーっと見ていると、新生児から幼児までのサインが変わる過程がおもしろい。『新生児の時やってた、あんなポーズ、気づけばやらなくなってたね』なんてこともあるので、『かわいいー』って思ったら、都度、写真なりビデオなり撮っておくのもオススメです。
ムスメが新生児の時、うんうんしたいときの動きが、あんまりにもかわいかったのに、気づいたらサインが変わっていて、二度と見られなかった。。。でも!ムスコが、その時期おんなじ動きをしてたので、すかさず、ビデオ撮りました。本当にかわいい。記憶に残しておけば良いのですが、コドモたちは、日々かわいいことをしてくれるので、どんどん上書きをされてしまうのです。
排泄を訴えているところを映像で残されるとか、コドモにしてみたら不本意かもしれませんが、でも、『かわいい』という気持ちは、その後成長したときの子育ての原動力になるので、私としてはとっておきたいものです。
排泄前のサイン:
サインには、かなり個人差あります。わが子独特のサインを見つけたら、『二人の秘密♥』とばかりにニンマリしちゃいます。ちなみに、授乳に関しても恥ずかしがり屋の私は、公共の場で『パイパイー』とか言われたら耐えられそうになかったのでら、二人だけのサインを作ってました。早く、授乳とかのお話もしたいです。
ちなみに、授乳中だったりすると、排泄はかなりわかりやすかったです。逆に、抱っこ時は、落ち着いてしまっているのか、排泄しても、知らせてくれなかったりします。
わが家のコドモたちは、おむつが濡れた。。。となる前を振り返ると、以下のようなサインを出していました。サインも最初は、ほとんどが、反射だったり、生理現象だったりです。
✔ しゃっくりが出はじめる
こちらは、ムスコはありませんでした。ムスメより、ムスコの方がよくしゃっくりをしていましたが、排泄サインだったのはムスメでした。
✔ ぷぅがやたら出る
ムスメは、それほど、ぷぅが出た記憶がなく、ムスコ限定の現象です。ちなみに、ぷぅだからといって、うんうんが出るわけではなく、しーしーの時もぷぅがでます。腹筋をかなり使っているのでしょうか。
✔ 喉の奥をフンフン鳴らす
少し興奮気味な、泣く直前のような音をしばらく出しています。そして、母の方をひたすら見る。
✔ 動かなくなる
遊んでいたら動きが止まる、転がったりハイハイしていたら止める。
✔ 腰の辺りをトストスと叩く
ムスメのときに、ベビーサインをいくつか使いました。ムスコはその中で、母乳と排泄だけ、なんとなく使ってみています。ベビーサインはメリットデメリットあるのではないかと思っているので、また、機会があれば、書きたいと思います。
(新生児時代のみ)
✔ 変顔をする(おでこがシワだらけ、口が変な方向に曲がる、女の子なのにひょっとこみたい)
変顔とは、がんばっているコドモに失礼ですね。でも、変顔なんです。
✔ 阿波おどりのような動きをする
ひょっとこで阿波踊りとか、もう、お世話する方は笑顔しかでません。
✔ 顔が赤くなる
苦しそう。だけど、ひょっとこで阿波踊り・・・(←しつこい!)
(授乳中)
✔ 口を離す
何度も飲もうとするが、一旦口を離してしまう。集中できない感じ。
口を離してくれるときは、まだいい方です。排泄したいけど、飲むのが諦められないのか、くわえたままひっぱることもあり、お世話する方は地獄です。
これらのサインの後に、排泄をしていた・・・ということに気づいたというお話でしたが、わが家では、併せておまるを使った、”おむつなし育児”と呼ばれることもしていたので、その時にもサインは役立ちました。おまると併用すると、布おむつが汚れる回数が減り、洗濯の量も減ります。
ですが、”サインを見つけて、布おむつを濡らさないようにするぞー”と意気込んでしまうと、コミュニケーションというよりも、”失敗をしないこと”にフォーカスがいってしまうような気もするので、ゆったり構えた方がよいような気がします。
赤ちゃんに『なんで、教えてくれなかったのー』とか言うのも本末転倒ですしね。『教えてよー』というより、『見ぃつけた♪』という楽しさがあるのが、コミュニケーションの良さだと思います。(なかなか、私も、そうは思えない時もあるので、日々鍛練ですがw)
次回は、”排泄後のサイン”と”排泄物からのサイン”について書きたいと思います。
日々の暮らしにwonderを!
ことり
0 件のコメント:
コメントを投稿