用の美 ~その丸み、万能おまる~

chamber pot・・・直訳すると、部屋用便器。なんか、ごっついですね。おむつなし育児をされている方のインスタグラムとかでは、おまるもかわいらしく載せられていて、赤ちゃんグッズなのでなんだかほんわかする写真が多いですが、オール漢字で書いた時とのギャップがすごい。

生れてから10日目ぐらいからおまるでの排泄をはじめたムスメとムスコ。わが家の赤ちゃん快適グッズ、チャンバーポット(≒ホーローおまる)は、割と長きに渡り活躍したグッズのひとつです。

今日は、そんなチャンバーポットの形状の強みと周辺のパーツの必要性について書きたいと思います。

『おむつなし育児、なにそれ?』『生後10日でトイレで排尿?そんなわけないよ。』って思われた方も、是非是非、お読み進めいただけますとうれしいです。


  なぜチャンバーポットを選んだのか  

トイレや、お風呂場で排泄をさせてあげれば良い・・・というのもあるかと思いますが、産褥期はできるだけ母は体の回復に努めるために、部屋で体を休めたい。籠りたい。。。
そのため、部屋で赤ちゃんも母も楽な姿勢で排泄ができるという理由で、ホーローのチャンバーポットを選びました。

外出時には、代用で、100均の丸い形のタッパーをクルマに乗せて利用していた時期もありました。
でも、今は長時間の外出であればチャンバーポットも一緒に外出しています。広くない、不安定な車内であっても、その形状は親子ともに楽ができるからです。

また、プラスチック製品を傷つけずに清潔を保つのには限界があると感じ、簡単に洗うことができるホーローを選択しました。


  わが家のチャンバーポット  












★株式会社オオモリ ホーローおまる★ *会社さんのHPです。写真はわが家のホーローおまるです。

ここへ記載するためにHPを拝見したのですが、医療と理化学分野へホーロー製品を販売からスタートされている会社さんなんですね。形状がとても優れていることの理由がここにあるのでしょうか。

φ200とφ220があり、年齢や体格で分けられているようです。わが家ではおトイレで排泄できるようになるまで、φ200のみで過ごせました。自分で座れないときの支え易さの違いはあるかもしれません。ですが、体格が変わったからといって大人もトイレのサイズを上げたりしませんよね。
コドモも足の広げ方を変えたり、傾けかたを変えたりしてうまくやるので、特にサイズアップをする必要性は感じませんでした。


  なぜこの形状を選んだのか  

以下のような理由があり選びました。・・・なんてことはなく、最初は単純にその丸みを帯びたそのフォルムがかわいらしく、赤ちゃんにふさわしいように感じたからです。

それが、ムスメとムスコの二人を育てる中でなんとも優れた形であることに気付いたのです。これ、書かれているのを見つけたことがないのですが、ホーローおまる使われている方、お気づきでしょうか?私たちの排泄ライフをさりげなく支えてくれているのが、ホーローおまるの形状だったのです。

✔ ①成長段階ごと赤ちゃんに合わせて、また②シチュエーションに合わせ、最適な角度でおまるを当ててあげるのに、側面の丸みが大活躍

床と良い感じで接地して、どの角度でも、赤ちゃんが動いても、おまるを当てることができます。ハンドルの部分はおまたの部分に合わせると、親がハンドルを持って調整がしやすいです。

①新生児 / ②寝起きにそのまま












①乳児 / ②授乳しながら











①幼児 / ②うんうんするのに力を入れて












✔ 淵の丸みがしーしーの飛び出しを撥ね退ける

下図のように、淵の丸みの部分にしーしーが当たることで、おまるの外に飛び出ることがなくしっかりとおまるの中に収まります。

これはムスメの時には気づきませんでした。ムスコ。。。男の子の排泄って布おむつにしても、おまるにしても慣れるまで大変ですね。そこに、おまるがあるのに飛び出るって。。。

✔ おまるから赤ちゃんを降ろす際にうっかり足をひっかけてしまいおまるが転がってもこぼれない

寝起きとかの機嫌が悪いときは、すっきりしても、足をぴーーんと伸ばして暴れることも。早くおむつ履かせたいと焦った瞬間に、足が!排泄物を布団にぶちまけたという大惨事を想定して、おまるにハッと目をやると。。。『でも・・でも・・・でもでも、そんなの関係ねぇ!』なんと、下図のようにおまるの丸みがスープ皿のようにきっちりと内容物をキープ!結構な量なのに!!!『はい、おっぱっぴー!(心の中の小島よしお)』

✔ うんうんが入っていても、水をシャーっと注ぎ、トイレに流せばどこにも引っかからずに流れる

食器やグラスもそうですよね。(食品を入れるものに例えてしまいすみません。)
角があるものはどうしても汚れが残ります。
おまるを傾けると、うんうんは、それはそれは勢いよくきれいにスルンとトイレに飛び込むのです。丸みの加減なのかな。もちろん、少しの汚れは残りますので、布で簡単に吹いて、アルコールをかけて終わりです。

*布で拭くことについては以前の記事をご覧ください。


用の美、このおまるがこの形状であることには意味がある!美しい!設計した方すごい!!!

私の大好きな他の会社さんのホーローおまるで、底がフラットなタイプのものもあります。
安定性はあるのかもしれません。ですが、わが家のおまるでも、特別ふざけない限り排泄中に転がるなんてことはありません。
おまるを傾けながら支えが必要な小さな時期から開始すること、角がなく水で簡単に洗い流せることを考えると丸みのあるタイプのおまるに軍配かな。




  おまるのお供はいる・いらない?  

蓋→いる
ムスメのときは購入していたものの使わずにしまってありました。
ですが、ムスコ出産後、夜や明け方におまるでしーしーをした後、起きてトイレに流しに向かうのが体もしんどくて。。。蓋を被せておき、朝に流しに行ってみたらとても楽ちん。
昼寝であっても、寝起きは、しーしーが終わり次第、すぐに母乳を飲みたがるコドモ。蓋をしておけば、流しに向かっている間コドモを泣かせてしまうということは避けられます。
親の姿が見えなくなると泣いてしまう時期にも、かわいい赤ちゃんからひと時も離れず落ち着くまで一緒に過ごすことができます。

カバー(座面部分のみ)→いらない
夏でも冬でも、ムスメ・ムスコともお尻がひやっとして座るのを嫌がるというそぶりは見せませんでした。そのため、”ひんやり防止”の用途では不要だと感じます。

カバー(全体)→いる
同じく、”おしりひんやり防止”の意味では不要でした。
購入前は、『なんで、全体をカバーする必要があるんだ??足に当たるとホーロー、相当冷たいのか?』と思ったのですが、そんなこともありません。ですが、別の用途でお勧めしたいです。
 
✔ 床とおまるを衝撃から守る
床とガツガツあたって、床・おまるとも傷つくことは避けたいです。かと言って、フエルトを貼ったりするのもスマートでない。布を敷くのも手間がかかる。カバーなら、取り外し洗濯もできるので清潔も保てます。
なお、ホーローが欠けてしまった場合の対応も、また、別途悲しい記憶とともに書きたいと思います。

✔ 音を立てない
蓋を被せるとき、床に置くとき、カチャンと心地よい音がします。
悪くない音なのですが、私が、排泄物を片づけにコドモから離れるのは大抵コドモが寝たとき。
片づけて部屋に戻り、おまるを置こうとしたときカチャンという音で、コドモが目覚めてしまうと残念な気持ちになるのです。カバーがあればそんなことは避けられます。

✔ 滑りを防ぐ
カバー洗濯時に、お布団の上で、斜めに傾けたカバー無しのおまるにささげたら、いつもより安定しないことに気付きました。
ホーローはお布団の上などで使うとツルリと滑って、足などで押えている必要があります。カバーがあれば、摩擦で滑りを低減できます。




ところで、他の方のブログで、トイレに行きたいときに自分で蓋をはずしてアピールするという記事を見ました。かわいい。。。そんな場合は蓋必須ですね。その時は自分がブログを書くとも思っていなかったので、記録できておらずそのページをご紹介ができないのが残念です。
ムスコも最近、おまるに向かって猛ハイハイをすることがあり、そんな時は、座らせるとうんうんやしーしーをします。蓋を外すまであと一歩?!


”おむつなし育児”といわれるものや、その方法については他の方も多く書かれているので、また、ゆっくり追々書けたらいいなと思います。ムスメのふんどし(?)生活や、ムスメ・ムスコのおまるライフの始まりや終わりなど、我が家でのおまるとのお付き合いについてもまた。布おむつに続き、チャンバーポットの別用途などもまた書けたらうれしいです。

本日は、他のページでは見られなかった色々をまずは書かせていただきました。

春で暖かくなり、おまるに座るのも快適な季節がやってきましたね。

日々の暮らしにwonderを!

ことり

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