こんなところに、布おむつ?! 2 〜もはやネタな活用法〜

日本の文化は多様性の文化であると思う。

例えば、和室。ちゃぶ台を出せばダイニングに、食後にちゃぶ台をしまいテレビを楽しめばリビングに、そして、布団を川の字に並べ家族仲良く床に就けばベッドルームになる。
そして、反物から仕立てた立派な着物は、背が伸びたり、痩せたり太ったり体型が変わっても似合わなくなる・・・なんていうことはない。着物を着ていたころは、妊娠しても、数少ないチョイスの中から普段は選ばないようなデザインのマタニティウェアなんかを苦労して選ぶ必要なんか、なかったのでしょうか。さらに、親からコドモ、そのコドモに継いでもサイズが合わなくて変・・・ということもない。

ライフスタイルとして、多くの方がブログにも書かれているようなミニマルな生活を送るとなると、1つの道具でもマルチプルな使い方ができるものが好まれるのではないかと思います。(ミニマル、憧れますが、執着・執念が似合う私とはなかなかのギャップ!)

そうなると、布おむつは、言わばただのシンプルな布。単純な形態だけに、何にでもなりうる。ミニマルの良いお手本。
本日は、そんな布おむつの、”とは言え、ちょっと見られたらお恥ずかしい、でもとても合理的で役に立つ活用法”をご紹介します。”パンツを●●として使っている”となったら、若干、変態感が増す用途もありますが、そこは、布おむつはただの布なのでセーフということで。

『どうぞ、是非、試してみて!』とは、言えませんが、赤ちゃんのお世話に疲れて、ちょっと笑ってみたくなったときに、お手元に布おむつがあれば、是非!

『ちょ、ちょっとそれは・・・と抵抗がある方は、前回記事の活用法はいかがでしょう?

前回記事:

それでは、さらに変わり種で、既に排泄とは何の関係もない活用法をどうぞご覧ください。




✔ おもちゃ代わり:

ちなみにイラストは、寒い日に乾燥機から出した布を、ムスコにふんわりかけたらあまりにかわいくてそれを書いてみました。白いから発光作用もあり、美肌!白いから天使感アップ!!
その後、せっせとムスコの横でおむつは畳みました。ところで、コドモって家事をすると泣きだしませんか?せめて、できること。。。と思い、できた家事は、コドモの近くで洗濯物畳むことぐらいという時期がしばらく続きました。

洗濯物すら畳めないので、
  • 真っ白のおむつをコドモの上でひらひらさせて、ご機嫌をとりながら、隙を見て1枚ずつ順番に畳む。
  • おむつの端と端を、コドモと私で引っ張って綱引きもどき。勝つ都度1枚ずつ畳む。
  • おむつを顔にかぶり、いないいないばぁ。上下左右、いろんなところからいないいないばぁ。時々変顔。笑ってるのを横目に1枚ずつ畳む。

ようやく畳み終えたそのおむつのふわふわの山にダイブ!!!!あ、それは止めていただきたい。。。


✔ よだれ拭き:

ムスメは全くよだれをたらさなかったのに対し、ムスコ、溺れる勢いのよだれ。布団の上で、笑いながらよだれを垂らした跡を踏んでしまうと、おむつのモレと間違えるレベル。

よだれの垂れた布団の上には、洗濯までの間、布おむつをかぶせる。

よだれかけを超えて垂れてくるよだれ。口元をガーゼで拭けば、次々と交換。抱っこをすれば、私の服はよだれまみれ。夏はいいけど、冬は濡れて寒い。

ある日、外出先でムスコを抱っこしていた夫から、”おむつ取って”といわれる。『ん?しーしーしたか?いや、寝てるぞ??』と思っていたら、渡した布をなんの躊躇もなく、さっと自分の肩からかけて、その上にムスコをもたれさせ抱っこをし、街中を歩き続けていました。後ろを歩くと、夫の肩越しにひらひらと布おむつが。。。『ちょっと、外だよ』というと『だって、布だよ』。うん、布だね。パンツを肩からひらひらさせていたら、ちょっと声をかけられそうですが、布だからいいのかな。


✔ 吐き戻し隠し(?):

そんな夫(↑↑)を見習っての私。
よだれだけではなく、吐き戻しも驚きの頻度だったムスコ。ある日、ムスメの習い事のお迎えに行くと、クルマからおろそうとムスコを抱き上げた瞬間、薄いベージュのパンツに派手に吐かれたのです。色のこともあって、濡れたと分かるシミが絶妙な場所についてしまい、呆然。

とりあえず、クルマに戻り、おむつを使ってミルクを拭きとっていると。。。『パンツのゴムにはさんで、ヒラッと被せれば、見えないからいいんじゃないの?』と悪魔の囁き。

『ソムリエエプロンみたいに。。。』と、装着!簡単ソムリエエプロン!!・・・になるわけないですね。ヒラッとさせた姿を、クルマの外装に映して見て、『ないな!』と、クルマに常備しているビニル袋に濡れたおむつを叩きいれ、シミを堂々と見せた状態でお迎えに向かいました。

活用未遂です。でも、今後本当にあんまりな位置に吐き戻しされたら、どちらがましかを天秤にかけます。もしかしたら、ソムリエ姿で人前に出てしまうかもしれません。。。布おむつがマイナー勢力でよかったと思う唯一のときになります。きっと。


✔ 母乳パッド:

これが、もっとも人にお見せできない活用例です。ちなみにムスメの時も市販の母乳パッドは使っていません。臭いが気になりそうなのと、ゴミとして廃棄するのがためらわれたのと、そもそも、授乳開始時は痛すぎて、そんなものを付けるなんて無理としか思えなかったからです。沐浴のために準備していたガーゼを右と左にそれぞれ一枚ずつ入れていました。

それが、ムスコの時は、もう、刀で刺された落ち武者のように、ぼたぼたと母乳が落ちてくるのです。さらに、3日目ごろからは、歩く刺激でさえ痛みにつながるので、猫背が悪化。

様子を見に来てくださった助産婦さんに、『ムスメの時にどうしてたか思い出せない。』と愚痴ったら、部屋に常備されているおむつを指さし『それを使ってもらっていいですよー』と。え?下から出たものを受け取るおむつを、コドモの食糧の出る場所に置くと??最初は抵抗がありました。でも、もう、赤ちゃんのお世話以外のところに構っていられない気持ちになり、敢え無く、布を使っていました。

縦に二つ折にし、それを横に二つ折にする。基本の輪おむつと同じ折り方です。左右と下からちょこっと布を出せば、うまい具合に挟まります。授乳時は、それをさらに横に折り、授乳していない方の下着に格納。射乳反射が起こっても、布が分厚く当たっているので、安心です。

さらに、布がふっくらあたるので、痛みも軽減され、紙や薄いガーゼと違ってさらっと吸収されるからなのか、胸が布に貼りついて、はがさなくてはいけなくなり痛い・・・ということがなくなりました。

余談ですが、この助産婦さんには、3日目の胸の痛み(よく言う、”岩のような”あれです。)を伝えたところ、キャベツを胸に乗せて冷やす・・・という、シュールな解決法も教えていただいたので、また、機会があれば、そういったことも詳しくお伝えしたいと思います。水でキャベツを程よくパリッとさせるのですが、もちろん、そのキャベツもおむつで水分を拭いたことは言うまでもありません。

☆ご参考1☆
ちなみに、下着は、金具で右と左がそれぞれ下せるようになっているものよりも、スポーツタイプのもののような授乳専用の下着の方が使い勝手がよかったです。というのも、コドモの向きを変え、授乳を右から左に変えるときに、抱きかかえた状態で、コドモの顔も近くにある中で、”金具を止めて、他方を外して”とか、不器用な私には面倒くささしか感じられませんでした。なんなら、外した金具がコドモの鼻っ柱にヒットして、体を反らして泣かれるとかもあったので。。。

☆ご参考2☆
初めての授乳開始時って、めちゃくちゃ、胸、痛くなかったですか??私は、いろんなことによる、いろんな種類の痛みに襲われました。(別途、母乳についても書きたいですが、もし困っている方に見ていただけたらと思い取り急ぎ)
ムスコの時には、ムスメで辛かったこと・困ったことをリセットしたように全て忘れていて、寝るときに下着をつけて寝る苦痛をどうしたらクリアできるかを助産婦さんに相談しました。さらしでできた”乳帯”というものを紹介してくださったので、早速その場で購入。(必要な方は、”乳帯”で検索してみてください。)結んで調整できるので、布おむつをはさみやすかったです。あと、さらしなので、濡れてもサッと洗ってすぐ乾くのが良かったです。


そこにあるものを、工夫をして他の用途でも活用する。それを使うことで、快適・便利に(時に楽しく)なる。これは、生活をしていく上で、大切な能力だと考えています。
布おむつを、わが家の至るところで使っている様子をムスメは見ています。ムスコが吐き戻しをすると慌てて、布おむつを取りに行ってくれたりします。そういう多様性を小さなころから、自然と目にすることが、コドモたちが、遊ぶ時・学ぶ時・人生を送っていく時に、心のどこかに残っていて活かされることがあれば、それはステキなことだなと思います。


ちなみに、今、インスタグラムでは”布おむつかわいいあるある”が10まで行ったら、”おむつ5段活用”の投稿を開始します!活用方法自体は、”こんなところに、布おむつ1&2”でご紹介したものを投稿する予定ですが、ムスメ・ムスコに愛情たっぷりのイラストと一緒に描けたらいいなーと思っています。
*topページのインスタグラムのロゴからもインスタグラムを開くことができます。お時間があれば、是非ご覧いただけるとうれしいです。♡をクリックや、コメントもうれしいです。


いつか、コドモが成長し、赤ちゃんとしてのお世話が終わる日が来たら、ムスメとムスコには、布でちょっとしたかわいい雑貨なんか作ってあげたりして(←ドン引きされる可能性大)、残りはわが住み処を磨きあげるための雑巾として活用します!
きっと、コドモはあっという間に成長して、そんな日がやってくるのはすぐなんだろうと思うと、少し寂しく思います。

日々の暮らしにwonderを!

ことり


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